昭和40年代から50年代にかけては、冠婚葬祭では和菓子が出てくることが一般的でした。
当時は親戚の結婚式に参加すると、数ある引出物のひとつには必ず和菓子が入っていたように記憶しています。
新婚旅行先としてハワイが人気になった頃では、結婚式では和装・洋装のお色直しが一般的になり、以後、ウェディングケーキへのナイフ入刀が結婚式のセレモニーの定番になりました。
お中元・お歳暮でもケーキや洋菓子が利用されることが増えてきたように思います。
インターネットでの通販が普及するにつれ、全国の美味しいものが手軽に購入できるようになり、この傾向はますます拍車がかかっているようです。
当店でも、おじいちゃん・おばあちゃんへの還暦祝いや、お子様の七五三祝いとして、写真ケーキの注文をお客様からいただくことが結構あります。
また、写真クッキーも特別なイベントでご利用いただくことが多いです。
いわゆる団塊の世代がシニア層になり、親・子・孫の3世代が集まるイベントでは、洋菓子やケーキに慣れ親しんだ世代の好みが優先されるようになったのかもしれません。